ダブリンンのトリニティカレッジ(その2)…1997年夏
2011-06-21


ジェイムズ・ジョイス著、柳瀬尚紀訳                      
『ダブリーナーズ』  
2009年、新潮文庫 

  再びいっしょになったとき、彼女が大学問題を話題にしたので、ゲイブリエルはいくらか気が楽になった。彼のブラウニング詩集の書評は、友人が見せてくれたのだという。それで秘密を知った。でもすごくいい書評だという。それから彼女は急に言った。

 
 
 伝統的な造りのキャンパス。校舎の中に入って、掲示板などを見る。アイルランのシンボルカラーはグリーンであるが、美しい芝生も大学の魅力を一層高めている。アイルランドで最も古い大学であり、ヨーロッパ全体でもトップクラスの学校である。ただ、気軽にキャンパスにも入れるし、親しみやすい場所ともいえる。

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  ジョナサン・スウィフト、 エドマンド・バーク、 オスカー・ワイルド、 サミュエル・ベケットなど著名な思想家・哲学者・作家などが卒業生にいる。最近、ある哲学に関する本を読んでいたらジョージ・バークリーのことについても記述があった。バークリーといえば、「エッセ・エスト・ペルキピ」(存在することは知覚されることである)というフレーズで有名だ。このバークリーも卒業生である。

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