ソウルの宮廷料理…2002年春
2012-11-02


ユ・ミンジュ著、秋那訳
『宮廷女官チャングムの誓い (上)』
竹書房、2004年

 次はチャングムの番だった。見ると、饅頭の皮が変わっていて、ひときわ目を引いた。
「具を包んでいるこの野菜は何だ?」
「スン菜(白菜)でございます」
「スン菜?」
「明国から種をとりよせ、茶菜軒で栽培している薬科でございます。炒めたり、蒸したりしたところ味がよかったので使ってみました」


   仕事でソウルに来た時の話。韓国側から宮廷料理を用意していただく機会があった。焼肉中心のがっつりしたものをイメージしていたが、ちょっと変わった料理が多かった。韓国料理といういと、どうしてもステレオタイプの発想で焼肉に結びつけてしまう。
   韓国料理は意外と魚や野菜が多いようだ。料理についてはきちんと説明してもらえば良かったのだが。何の料理かわからないまま、箸を運んでいた。韓国側も忙しかったようで、空席も多かった。しかし、韓国の本場の料理を味わえて、いい雰囲気だった。

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