由良君美編集
『現代イギリス幻想小説』
白水社 、1971年
<セラフとザンベジ河>(ミュアリアル・スパーク)
アフリカに住むヨーロッパ人は、はじめての相手に口をきくときには、無意識のうちにくずれたカフィル語を使ってしまうものです。
「ハンパ!」とクラメールは叫びました。帰れ、という意味です。
(井出弘之訳)
アフリカ南部を旅した。ジンバブエ、ボツワナ、南アフリカの三か国を訪問した。だいたいこのあたりは定番のコースがある。ビクトリアの滝を見たり、チョベ国立公園でサファリに参加したりする。このあたりは水が豊かな地域である。
アフリカというと砂漠地帯のイメージも強いが、地域によって全然違うことがわかる。世界の三大瀑布の一つであるビクトリアの滝はその水量からしても相当な迫力がある。ザンベジ河とチョベ河は密接に結びついている。チョベ河はザンベジ河の支流で上流の方にある。
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