午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その9)2022/05/17 13:32

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

それより彼女は倉をさまよい出で、
野をよぎりてさまよい、

 スヴィンヒューの銅像と並べてエドゥスクンタ(フィンランド共和国の議会)の写真を撮ってみた。なかなか様になる。この日は休日だったのだろうか、議会の入口もしまっていて、関係者はいなかったようだ。夏休みの時期でもあるし、みんなゆっくり休暇を楽しんでいたのかもしれない。


午後のヘルシンキを歩く…2013年夏(その7)2022/05/06 10:09

森本覚丹訳
『カレワラ-フィンランド国民的叙事詩(上)』
講談社学術文庫、1983年

老ワイナモイネンは言えり、

 フィンランドの国会にあたるエドゥスクンタの建物である。フィンランドは共和制の国で、国王などはいない。大統領もいるが、議院内閣制に近い仕組みのようだ。荘厳な感じの重みのある建物である


ブラチスラヴァ(スロヴァキア)旅情(その52)…2016年夏2017/02/23 08:52

L・ムニャチコ著、栗栖継 訳
『遅れたレポート』
岩波書店、1990年

〈証人〉
   判決が言い渡されてから、私は愉快で、口笛を吹きたくなるような気持ちでした。


 最初はなんだか分からなかったが、スロヴァキアの国会議事堂である。スロバキア共和国国民議会で、一院制である。チェコスロヴァキアの時代は首都はプラハだったから、当然のことながら国会もプラハにあったのだろう。ブラチスラヴァ城のすぐそばであり、なかなかいい場所にある。


ブラチスラヴァ(スロヴァキア)旅情(その38)…2016年夏2017/02/09 10:45

L・ムニャチコ著、栗栖継 訳
『遅れたレポート』
岩波書店、1990年

〈カードル伝説〉
赤軍大尉としてぼくに入学を許可したのです。……


   これも大統領官邸。スロヴァキア大統領は国家元首であり、そのための選挙がある。一回目の投票で過半数を得た者がいない場合は、上位2者で決選投票を行うことになっている。このブラチスラヴァの訪問の時期、まさにスロヴァキアがEUの議長国となっており、そのせいか大統領官邸もますます威厳のある存在として迫ってきた。


ブラチスラヴァ(スロヴァキア)旅情(その37)…2016年夏2017/02/08 08:55

L・ムニャチコ著、栗栖継 訳
『遅れたレポート』
岩波書店、1990年

〈カードル伝説〉
彼は私を無理にテーブルのところに連れて行った。


   ここは大統領官邸。スロヴァキアは共和制で、元首として大統領がいる。フランスや韓国のように大統領とは別に首相もいる。この大統領官邸は「グラサルコヴィッチ宮殿」とも呼ばれ、有力貴族のためにつくられた建築物である。


ブラチスラヴァ(スロヴァキア)旅情(その27)…2016年夏2017/01/29 07:26

ベドナール著、栗栖継 訳
『現代東欧文学全集 10 時間と分』
恒文社、1973年

〈建ちかけの家〉
ソニヤはクリーム色のローヒールの靴をはいて歩いて行った。


   日本大使館の案内が出ている。日本語、スロヴァキア語、英語で説明が書いてある。一番下にあるように、この扉の奥は大使館だけの土地ではないことが記されている。これは洞野志保さんという絵本作家・銅版画家に関する紹介。ブラチスラバの美術大学に留学して、今も住んでいる方らしい。こちらは日本文化の一つして水石を紹介したもの。これに関する展示会が開かれるということだろうか。


ブラチスラヴァ(スロヴァキア)旅情(その26)…2016年夏2017/01/28 06:54

ベドナール著、栗栖継 訳
『現代東欧文学全集 10 時間と分』
恒文社、1973年

〈建ちかけの家〉
   ヤンコヴィッチは八号館にはいって行った。


   この広場には日本大使館もある。お土産屋が入っている建物の中に入っているようだ。なかなか面白い。この日は日曜日だから大使館も休みだろうか。それにしてもこの建物は渋くて、趣がある。場所も観光の名所の一等地であるし。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その46)2016/04/09 08:39

アイノ・ペルピグ著、田中かな子訳、エドガル・ワリテル絵
『モーラばあさんの超能力』
大日本図書、1991年

   水夫は、大いそぎで家からとびだすと、岸辺へかけだした。


   トーンペア城の敷地から街路を見下ろす。緑がとても多いことがわかる。観光バスもけっこう来ている。観光シーズンとしては最高の時期だろう。ヨーロッパ人らしき人が多かった。長い休暇をとって、ゆっくり過ごしているようで、うらやましいなと思う。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その45)2016/04/07 09:15

アイノ・ペルピグ著、田中かな子訳、エドガル・ワリテル絵
『モーラばあさんの超能力』
大日本図書、1991年

   おんばはつけたした。
「せめて、お医者をよんでおくれよう!」


   トーンペア城をちょっと別の角度から撮影した写真。どっちみちこの日は日曜日だった。国会も休みだったのだろう。人気が少ないのは当然だろう。アレクサンドル・ネフスキー大聖堂に比べると、こちらはあまりにも観光客が少なかった。


タリン(エストニア)旅情…2013年夏(その44)2016/04/05 08:52

アイノ・ペルピグ著、田中かな子訳、エドガル・ワリテル絵
『モーラばあさんの超能力』
大日本図書、1991年

   ババ=モーラは、大いそぎで薬草のたばから茎や花をとりだすと、釜の中になげいれた。


   トーンペア城のある敷地の小さな緑地というか公園。日本の国会に比べると、敷地もとても狭い。こじんまりとしているが、赤い花、白い花が植えられていて、とても雰囲気がいい。真夏なので、太陽光線がとても強い。