ゲルツェン著、金子幸彦訳
『ロシアにおける革命思想の発達について』
岩波文庫、1950年
ビザンツ的、モスクワ的制度の復活によってのみロシヤを救いうるものと期待していたスラヴ主義はロシアを解放することなく、ただ束縛したのみであった。前方に進んだのではなく、後退したのである。
滞在していたモスクワのホテルの前がВДНХだった。"Выставка Достижений Народного Хозяйства"の略で、国民経済達成博覧会という常設の展示場である。どちらかというと公園みたいなところでもあり、散歩するのは楽しかった。
ソ連経済の業績を宣伝するため場所だが、ロケットや航空技術に関するものも多いので、けっこう面白かった。入り口の像はよく見慣れていたものである。ソ連映画の始まりに出てくる、あのモスフィルムのマークと同じである。
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